—では最後に、新人ADのみなさんから「就活生に伝えたい5つのコト」を挙げていただけますか?
福田:まずは①「礼儀正しく、挨拶はハキハキと」っていうことじゃないかな。この業界に限らず、どんな仕事でも大切なことだとは思いますけど。
有瀧:挨拶ができないって、ADとしてというより、人としてダメだよね。
石井:特に制作会社の仕事って、他のスタッフやテレビ局の方やタレントさんなど、たくさんの人と関わるんです。だから挨拶や礼儀は欠かせない。
小林:どんなに仕事ができる人でも、最低限の礼儀や常識がないと信用してもらえないからね。スムーズに現場を進めるためにも、タレントさんたちに気持ちよく仕事をしてもらうためにも、基本中の基本だと思うな。
福田:②「自分の個性をアピールする」のもテレビ業界では大事だと思うよ。
有瀧:これはまず採用試験で必要なこと。だって何百人と受けにくるんだから、なんでもいいから自分をアピールして目立たないと覚えてもらえない。
小林:実際のテレビの仕事でもそうだよね。ディレクターは業界に山ほどいるから、他の人とは違った強みを持っていたほうが頼りにされそう。
石井:「個性をアピールする」って表現するとちょっと分かりにくいけど、要は一芸に秀でた人が向いてる業界なんじゃないかと思う。好きなことや人より詳しいことが一つでもあれば、それが長所になるし。テレビでは本当にいろいろな企画で番組を作るので、どこかでその知識が活きるときが来ると思うし。
山田:福田が担当してる『人生が変わる1分間の深イイ話』で、マンガの深イイ話を特集したこともあったもんね。あの企画なんて、マンガにすごい詳しい人だったらきっと重宝されたでしょう?
福田:そうそう、だからオタク気質な人はすごく向いてる。どんなジャンルでもいいから、ひとつのことに秀でた人は大歓迎!
石井:それから③「他の仕事にはない、刺激的な毎日が送れる」っていうことかな。単調な仕事の繰り返しじゃなくて、毎日違った経験ができるのがいいところだよね。
石井:僕らみたいな新人でも、企業の社長に仕事で会いにいけたり、普通のサラリーマンではなかなか味わえないような体験ができるのがすごいよね。規則正しい生活ができなかったりすることはあるけど、忙しい状況を楽しめる人だったら問題ないよね。
有瀧:私は忙しいのはあんまり苦じゃないかな。そのぶん、やりがいや責任が大きい仕事でもあるし、私はそっちの方を大事にしたい。「会社に就職する」っていう意識よりも、「自分のやりたいことを思いっきりやる」のに近い気がする。
石井:でも結局僕が思うのは、④「テレビが好きなら大丈夫!」っていうこと。いま有瀧が言った、やりたいことをしにテレビ業界に来るっていうのにしても、まずテレビのことが好きでしょうがないのが条件だもんね。それを自分で見極めておくのが大事かな。じゃないと、仕事をはじめてから辛くなっちゃう。
山田:そうだね。専門的な知識や技能は入社してから学べるから、特に慌てて勉強したりする必要はないよね。でもテレビへの想いがなかったら、やっぱり続けるのは難しいかも。
小林:だから実は、誰にでもできる仕事でもあるんだよ。「番組を作りたい!」って思ってる人だったら、誰でも大丈夫。そういう人なら、やりがいもより強く感じられるだろうし。
石井:関わった番組が放送されたときの嬉しさって、他の仕事ではあまり味わえないと思うしね。「やりがいのある仕事がしたい」って思ってる人にはきっとこの仕事は向いてますよ。
有瀧:福田みたいに、タレントさんとお風呂にも入れるしね。
福田:男どうしだったけど(笑)。
山田:最後に⑤「どんな番組が作りたいのか考えよう」っていうこと。目標がないと、テレビ業界に就職したり、仕事をし続けることは難しいかもしれない。
小林:フワッとした志望理由とか、ただの憧れだけでは来ないほうがいいよね。ちゃんとした目標がないと続かない仕事だと思う。「どんな番組を作りたいのか」を一度深く考えてみると、どうして自分が制作会社で働きたいのか、しっかり見つめ直す機会になるんじゃないかな。
山田:私はドキュメンタリーが作りたくて入社したから、どんなに仕事が大変だったとしても、撮りたいものを撮るまでは絶対に辞めないって決めてる。そういう目標とか思いがあることが、テレビ業界で仕事をしていく支えにはなるよね。
石井:ただ、入社してからいろいろとテレビの現場を見て、作ってみたい番組や目標が変わってもいいから、テレビが好きなのであれば、まずテレビ業界に飛び込んでみるのがいいと思います!








