—ですが、予算が圧縮されるなど、時代的には厳しくなっているとも聞きます。
相川:もちろんこういう時代ですから、同じ長さの番組を作るにしても、制作費を何十%か落として作らなければいけないのが現実ではあります。でも、たとえば八百屋さんが、これまでみんなが「美味しい、美味しい」って言って買ってくれていたリンゴの質を、2ランクも3ランクも下げて売ることはできないですよね。そこにはプライドがありますから。絶対にクオリティは下げられないんです。
徳光:そうだよな、下げちゃだめだよな。
相川:常にそのための方策を考えていますし、逆に色々なことをやるチャンスだとも思っています。今いまじんでは、番組制作以外にも、DVDやCD、映画などのコンテンツ制作も行っているんです。もちろんまだ大きくは儲からないですよ。だけど、これはやらなくちゃいけない。次の世代に繋げる経営の出口なんです。こういったものを僕らの時代に、今あるノウハウを使って作っておいて、次の世代の人たちが充実させたり、拡大させてくれたら良いなと思っているんです。だから、そこは分からないながらも頑張ってやってみようかなと思います。
—それでは最後に、徳光さんが今後のいまじんに期待したいこととはなんでしょうか?
徳光:これまで話したいまじんの魅力というのをこれからも大切にしていって欲しいと思います。この会社の空気の中で育った人間なら、どこに行ってもタレント任せにならない番組を作れる。いまじん出身だというのがブランドになる会社になってもらいたいです。もちろん、今もそうなっていると思いますけど。
相川:そうですね。そのためにも、自分でテレビ番組が作りたい、人様をあっと思わせるようなコンテンツが作りたいと思う人に集って欲しいですね。そういう人が10人・15人でも集ると、鬼に金棒だと思いますし、そういった連中を育てることができれば、次の世代は大丈夫だと思う。そういう意味で言うと、職場の環境はもちろん、お給料や労働時間といった面での環境作りをこれまで僕らはやってきました。その土台の上で、次はどうやっていくか、違うかたちで作っていってくれたらいいなと思います。
徳光:いまじんが中心となった情報報道系の番組を作ってもらえたら嬉しいね。
相川:「情報」というのがやっぱり、テレビという媒体の原点ですよね。形はバラエティでも、ドキュメンタリーでも、「情報」をちゃんと伝える人がいれる場所を作るということが、テレビだと思います。
徳光:いまじんには、それをやれる人たちが集まっていると思うからね。
相川:はい、がんばります!







