
—まず最初に、川端さんがいま担当されている番組を教えてください。
川端:『しゃべくり007』『嵐にしやがれ』を担当しています。あと、去年の『24時間テレビ』と『うわっ!ダマされた大賞』でもコーナーを担当しました。
—実際の仕事内容はどんな感じなんですか?
川端:『しゃべくり007』も『嵐にしやがれ』もチーフディレクターというポジションなんですけど、普通の番組とは役割分担がちょっと違っていて。普通はスタジオ進行を演出するディレクターと、スタジオで流すVTRを作るディレクターに分かれていて、それを最終的に一本にまとめて番組ができあがるんですね。だけど僕が担当している2番組は、基本的にVTRに当たるものがなくて、スタジオ進行だけなんです。
—ということは、ひとりのディレクターが番組をまるまる作っている?
川端:そうなんです。だから仕事内容としては、1回のオンエアにかかわるほぼすべてのことをやっています。両番組とも各6~7班に分かれていて、だいたい3週間に1回担当がまわってくる感じですね。ウチの班の場合、制作現場は僕とADさん2人の計3人で制作しています。
—そんな少ない人数でやっていたんですね!
川端:正直けっこう大変ですけどね(笑)。だけど、いい意味で日本テレビの総合演出・川邊昭宏さんに自分をぶつけることが出来ますし、責任を持って放送に向き合えるので、そこはやっていて面白いなと感じてます。その反面、どうしても自分だけで成立しちゃうので、マイナスの資質を補ってもらえないということもあります。普通の番組と比べてディレクターのキャラが色濃く出るので、わかる人がオンエアを見れば、今週は誰の担当回だなとか、すぐにわかると思いますよ。
—各担当番組の見所は?
川端:いちばんの見所は、やっぱり出演者ですよね。『しゃべくり007』だったらあの7人だし、『嵐にしやがれ』だったらあの5人。どちらの番組も出演者と打ち合わせをせずに、即興で進行しているんですけど、そういう状態でどう番組ができあがっていくか。そこが最大の見所ですね。
—打ち合わせはまったくしないんですか!?
川端:してないです。「ここでこうしゃべってほしい」ということをまったく伝えられないので、ものすごく難しいんですよ。だけど、事前に台本を渡して打ち合わせをする番組っていうのは、出演者というよりもディレクターである僕が考えていることなんですね。トーク番組とかでも、結局はしゃべっていることをディレクターが再構築しているので、基本的に僕の頭の中で描いた地図を超えてこないんです。でも、打ち合わせをしないで本番をやると、そこを超えてくるんですよ。
—そこを超えるための構成をいかに考えるかが重要になる?
川端:そうですね。ただ、そのきっかけを考えたり、最後のオチを予測することはあっても、こうなるだろうなって思ったことが、そうならなかったときがいちばん面白い。やっぱり予定調和じゃないっていうことが面白いんでしょうね。








